こんにちは。トニー(@tsumasyoku)です。
以前、コンビニエンスストアの記事を書きました。
今回は学習塾。みなさんも人生で1回は通ったことのある方も多いはずです。
ほとんどの方がご存知かもしれませんが、本当に質の良い塾以外はほとんどの場合、大学生のアルバイトが授業を行なっています。
理由は簡単で、一番受験をしている年齢も近く、人件費も安く済むからです。
一言でいうとコスパがいいのです。
また、大学生側から見ても普通のカフェやコンビニのアルバイトよりも時給が高いこともが多いので、特に受験を頑張った学生からはアルバイト先として人気です。
そこで今回は、実際に3年間塾で勤務をした経験を元に、メリット・デメリットをまとめていきます。
塾講師アルバイトのメリットとは〜自由〜

塾でアルバイトする最大のメリット。
それは時給でしょう。
他の一般的なアルバイトとは異なり、知識を提供している分高くなっています。
高校生のときや中学生のときに一生懸命勉強した人ほど、教えることが多く、たくさんの授業を持つことができます。それに比例して収入が上がります。
また、塾でのアルバイトはこんなメリットも挙げられます。
- 比較的自由が効く
- 人に教えるという体験をすることができる
- やりがいを感じやすい
- 得意なことを仕事にできる
比較的自由が効く
例えば、コンビニなどでのアルバイトだと、やる順番からやり方まで決まっていることがほとんどです。
アルバイトとは本来、誰でも簡単に覚えられ、作業できるものとしているので、すぐに慣れることができないといけません。
一方で、塾講師のアルバイトは、個別指導の場合だと、1対1もしくは1対2です。
正社員で働いている先生が必ずしも授業を自分がやっている授業を見ていないので、ある程度カリキュラムは決まっているものの、授業展開を自由に行うことができます。
雑談を少し多めにしたり、豆知識を入れたりなど、自分自身で授業を作ることができるので、他のアルバイトに比べてやりがいがあります。
また、時間面でも自由が効きやすいです。
一般的に中学生や高校生向けに開かれているのが学習塾。
そのため、アルバイトできる時間が放課後、つまり、夕方からになります。
大学が終わった後や、他のアルバイトとの掛け持ちも容易にすることができます。
人に教えるという体験をすることができる
中学、高校となかなかお金をもらって、人に教えるという経験をすることは難しいです。
塾講師はそれを経験することができます。
部活動に所属をしていた方だと1歳や2歳離れている後輩に教えることはあっても、10歳ほど離れている人に教えることはありません。
ほとんどの人が初めての経験です。
この経験により、相手の立場になって考える能力を身に付けることができます。
例えば、小学1年生で足し算を勉強してるときに、「3+3+3+3+3=」という問題あったとしましょう。
ほとんどの大人が、「3が5つだから、3×5で15ね」と考える人が多いと思いますが、小学一年生はまだ掛け算を習っていないので、その計算をすることができません。
「3つのりんごと、3つのバナナと…、果物は何個になるかなー?」というように、指をおって計算を覚えてもらうことが必要です。
普段自分たちが当たり前のようにやっていることを彼らはまだ学校で学んでいないので、やることができません。
生徒の立場に立って、「彼はどこまでできるからこの方法は使えるな」とか「あの子はあのアニメが好きだから、それを題材にしてみよう」とかその生徒の立場に立って教えるという経験ができます。
やりがいを感じやすい
塾講師にとっての通信簿は、生徒の定期テストや受験などになります。
そこでしっかりと成績を上げていれば、生徒ももちろんうれしいですが、実は講師側もとてもうれしいのです。
接客業ではありますが、飲食などのアルバイトと異なり、残酷にも数値で見ることができるので、その分結果ははっきりしています。
だからこそやりがいを感じやすい職種でもあります。
特に自分が教えていた生徒が第一志望に受かったときの喜びは計り知れません。
得意なことを仕事にできる
比較的得意なことを仕事にしやすいアルバイトが塾講師です。
自分自身が受験勉強で使った科目や得意だった科目、好きだった科目などを生徒に教え、彼らがしっかりと結果を出したときは本当にうれしい経験となります。
私の場合、留学経験もあり、英語が好きです。
その英語を教え、生徒の成績が伸びたときは本当に嬉しかったです。
塾講師アルバイトのデメリットとは〜拘束〜

これまで塾でのアルバイトのメリットに関して見てきました。
それではデメリットはどのようなものなのでしょうか?
塾講師アルバイトのデメリット
- 時間が決まってしまってる
- 休憩時間は時給が発生しない
- 夏期講習などの期間は調整が必要
時間が決まってしまっている
勤め先の塾にもよりますが、生徒の授業が固定で入ってるため、毎週毎週シフトを変えることができないことが多いです。
実際に私が働いていた塾が2つあるのですが、1ヶ月ごとにシフトを提出する、もう一つは固定でした。
他の塾でアルバイトをしていた方にも何名か聞きましたが、ほとんどが固定シフトのようです。
特に、個別ではなく、集団で授業をする塾では固定シフトのところ多い傾向にあります。
そのため、急な遊びや旅行の際に、なかなか休みが取れないこともあります。
休憩時間は時給が発生しない
塾のアルバイトのほとんどが、1コマ単位でお金が発生します。
そのため、授業の間の時間、休憩の時間にはお金が発生しないことがほとんどです。
どの学年に教える授業でも、予習は必ず必要になります。
しかし、その予習にいくら時間をかけたからといって、時給はもらえません。
また、それと同じようなことが生徒が休んだときに起こります。
生徒も人間なので、風邪を引いたときや、部活動などで、塾を休むことがあります。
その際に、せっかく出勤していたにも関わらず、時給をもらうことができません。
完全にシフトに入ったかどうかで決まります。
塾によっては、ポスター作りや名簿作成などの雑用をやり、いつもより少ない時給で働くことのできる場所もあります。
夏期講習などの期間は調整が必要
塾のいわゆる繁忙期は夏休み、春休みなどの長期休暇です。
特に夏休みに行われる夏期講習には、相当な労力を使っています。
また、夏期講習期間中は普段と違い、学校が休みのため、朝から働くことができます。
そのため、いつもと違うシフトを組む必要があります。
普段は1コマのところ、講習期間中は5コマなんてことはざらにあります。
逆に言えば、夏休み期間中は大学もおやすみなので、お金を稼ぐ絶好のチャンスとなります。
塾でアルバイトすると〇〇が変わる

塾講師としての塾でのアルバイトの最大の特徴は、人に教えるということができるという点です。
他の飲食店でのアルバイトなどでは経験することができません。
そのため、他者目線を身につけることができるようになります。
今後、社会に出て働くときに必要な力の一つとなります。
また、高校生ではできなかったアルバイトの一つでもあるので、高校生のときにアルバイトをしていた方でもなかなか経験のできないことをすることができます。
④塾講師でお金を稼ぐ裏ワザ

塾講師として、稼ぐためには何が必要なのでしょうか?
答えは簡単で、その科目にライバルがいるかどうかになります。
たとえば、英語などは文系も理系もできるので、まんべんなく均等に振り分けをされます。
一方で、理系の科目はどうでしょうか?
日本人口を見てもそもそも理系の人が少ないです。
なのに、高校の授業では文系理系に関わらず、理科の必修があります。
そのため、需要(生徒)と供給(講師陣)が合っていません。
だからこそ理系は重宝され、受け持つことのできる授業数も増えます。
特に受験科目として、物理や化学ができる先生は引っぱりだこです。
また、国立を受験している文系の先生もシフトにたくさん入ることができます。
塾運営側の傾向として、同じ生徒には科目が変わっても、同じ先生でできるだけやりたいという事情があります。
そのため、文系ですが、国立も受験したため、理系科目もできる方はまさに重宝され、シフトに入りやすくなり、貴重な人材のため、時給が上がりやすくなります。
では、文系には勝ち目はないのでしょうか?
いえ、そんなことはありません。
独学で数学を学んでいる先生や理科をかじっている先生などは、多く授業を持つことができます。
また、留学などをしている方では英語の授業時に雑談としてお話しすることができます。
授業の合間に雑談をうまく挟むことができると、生徒と仲良くなれます。
そうすると、生徒に好かれ、リピートされます。
コマ数を稼ぐことができます。
つまり、理系科目に強いか、雑談をうまく行い、生徒に好かれるか、この2択で生徒との距離を縮めることができ、なおかつお金を稼ぐこともできるようになるわけです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
塾講師のアルバイトは他のアルバイトと異なり、特殊な経験をすることができます。
大学生のときにしかできないことも多く、メリットも多いです。
社会に出てからも役立つような力を身につけることもできます。
経験も積めて、時給も高いので、一度やってみてはいかがでしょうか?