こんにちは。トニー(@tsumasyoku)です。
突然ですが、あなたが働いている会社はブラック企業でしょうか?
人によっても『ブラック企業』に関して、捉え方は様々ですが、
一般的には、
近年では労働基準法や関連法令を無視し、
あるいは法の網や不備を悪用して従業員に
長時間労働やサービス残業などを強制する企業を主に指す
Wikipediaより
つまり残業が長く、賃金が払われていないなどの不当な扱いをしている会社のことです。
今回はどんな企業がブラック企業と呼ばれ、またどのような企業がブラック企業予備軍になるのでしょうか、その点をチェックリストを交えながら、まとめます。
<合わせて読みたい>経験者が語るブラック企業の実態とは?
【実録】ブラック企業のあるある!あなたの会社は大丈夫?

それでは実際にブラック企業とはどのような企業なのかをみていきます。
ブラック企業かどうかを見分けるには、待遇面と精神面の2つから見る必要があります。
- 待遇面
- 精神面
待遇面
一般的なブラック企業と呼ばれる企業が当てはまります。
給与や休日、福利厚生などがこちらに当たります。
- 給与(基本給)が額面より低い
- 不当な減給がされている
- 手当を除いた基本給が最低賃金よりも低い
- 休日出勤当たり前
- 休日出勤しても給与が発生しない、代休がもらえない
- 福利厚生として書いてあるものが使えない
- 使おうとすると怒られる、給与を減らされる
- 会社の総会やミーティングを休みの日に行う(もちろん無給)
- 総会の出し物のために、休日も練習する
などがあげられます。
こちらは目に見えてわかる法律違反をしている企業です。
精神面
いわゆるセクハラ(セクシャルハラスメント)やパワハラ(パワーハラスメント)などが当てはまります。
額面など給与ではなく、心、感情を攻撃してきます。
営業部への怒り方が異常
-全社員の前で怒鳴りつけられる
-営業として目標を達成していないと人間扱いされない
-数字が低いと意見が通らない
セクハラが日常茶飯事
-特に上司や目上の人からが多い
-誘いを断ると社内で良くない雰囲気が流れる
- 急に無茶振りをされる
- 飲み会などを強制される
- 断れない行事が存在する
また、その他行為的なこともあります。
- 毎朝、社訓を全力で音読しなければならない
- 毎朝体操をしなければならない
- 上司に話しかけるときに謎のルールがある
- 退社する前に異様な挨拶の仕方がある
- 社長の誕生日には必ずプレゼントをあげなければならない
上記のいづれかが当てはまる場合、ブラック企業である可能性が高いです。
目安として3つ以上当てはまる場合には注意しましょう。
普通に考えると、『おかしい』と思うことばかりです。
しかし、新卒者や企業に属して働くのが1社目という方は、その会社の文化に影響されやすく、当たり前だと感じやすいので、気をつけましょう。
ブラック企業にいると、正しい判断をすることが難しくなりますので、注意が必要です。
ブラック企業はどうして生まれるのか

ブラック企業ができてしまうのは、そこで働いている人が『その環境が当たり前』と感じてしまうことから始まります。
そのため、ブラック企業で働いている人もブラック企業の考えに共感してしまう『ブラック社員』になることがあります。
どうしてブラック企業の一員であるブラック社員になってしまうのでしょうか?
ブラック企業で働いている人は基本的にはずっと会社にいます。
そのため、例えば大学の同期や他の会社の人と関わる機会が少なく、このブラックな環境が当たり前だと感じてしまいます。
そうなってしまうと、『自分もこうしてるのだから他の人もこうするべき』などの相手をおとしめるつもりがなくても、そのような意識になってしまいます。
そのため、他の新しく入って来た社員の方にも同じような環境や仕打ちを強いることが多いです。
また、ブラック企業の上司になると、他の企業のことを知られないためにも、出るだけ長く会社にいさせようとします。
それを部下に強いり、ブラック化が常態化します。
そうなってしまうと、その部下も同じことをやるので、なかなかブラックから抜け出すことはできません。
また、ブラック企業の経営者に多いのは、社長自身が自社がブラックであるということに気づいていないということです。
社長が社内に対してあまり興味を持たない、もしくは、期待だけをしている場合に多いです。
『○○!今月もよろしくな!』などと具体的な指示を出していないときに発生しやすいです。
ブラック企業の一員にならないために

それではブラック企業の一員、ブラック社員にならないためにはどうすれば良いのでしょうか?
一番の方法は『自分の会社ではない人と積極的に会う』ことです。
ブラック企業の社員の方は平日の激務で疲れてしまい、土日は寝て過ごす、ひどい企業だと、土日も仕事をしてしまい、全く休みがないということが多いです。
そのため、自分の会社以外の人と関わる機会が極端に少ないのですが、土日のおやすみを少し頑張って、大学の友だちと会ってみたり、平日ほんの少し、いつもより30分だけ早く帰り、旧友に会ってみたり、とにかく他の会社の人と関わることが大切です。
そして、普段接している会社の人以外と接することで、自分の会社を改めて客観的に見ることができます。
ブラック企業に勤めている方は、自分がブラック企業に勤めているということを隠したくなったり、否定したくなったりします。
ブラック企業に勤めているということは、実はとても周りには言いにくいことなのです。
しかし、客観的に自社を観るタイミングを作ることで、自分の企業は実際にはどういう企業なのかを知ることができます。
また、ご家族などとも会うために帰省することもおすすめです。
家族はあなた自身を一番知っている存在です。
ブラック企業で働いている人は、早朝から深夜まで働いているため、始発や終電を気にしなくて良いため、会社の近くに引越しをしていたり、一人暮らしをしていることが多いです。
そのため、親元を離れていることが多く、それが原因で親御さんから見ても、ブラック企業かどうかの判断が遅れることがあります。
月に一回とは言いませんが、年末年始やお盆、ゴールデンウィークなどは、実家に帰り、お仕事の話をしましょう。
一番身近な人生の先輩でもある親御さんから何かアドバイスをいただけるかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ブラック企業は意外と身近に存在し、その企業に入ってしまうと、目の前で起こっていることがさも当たり前かのように感じてしまいます。
そうならないためにも、日頃から会社の外にも目を向け、様々なバックグラウンドを持った方と接していき、自分の会社、自分自身の立ち位置をしっかりと把握しておきましょう。
いざというときにはいつでも辞められるように、周りの人たちにも声をかけていくことも大切です。