こんにちは。トニー(@tsumasyoku)です。
以前こちらの2つの記事を書きました。
僕自身いじめられていた経験がメインではありますが、一時期いじめていた経験もあります。
いじめられる側の経験として、本当に死ぬほど辛いということがあげられます。
かと言って『いじめはよくないから、やめよう!』と言ったところで、何も抜本的な解決にはなりません。
いじめという言葉を聞くと、子供の小学校などでのいじめが取り上げられがちですが、大人の社会、会社や仲間内でもいじめは存在します。
いじめはどのような社会にも出てくる可能性があり、ある種、言葉を選ばずに言うと『しょうがないもの』です。
減らすことはできても完璧に防ぐことはできません。と言う話を、こちらでも記載しました。
ひどい方だと不登校までになってしまうこともあります。
そこで今回はいじめが原因で不登校になってしまった場合に脱却する方法をまとめます。
いじめが原因の不登校から脱出する方法

一口にいじめと言っても種類は様々です。
大きく分けて2種類に分類することができます。
- 精神的いじめ
- 肉体的いじめ
精神的いじめ
無視や仲間はずれなどがこちらに当たります。
肉体的いじめと違って発見しづらいことが特徴としてあげられます。
また、より心に傷を深く与え、復帰までに時間がかかること、トラウマになりやすいことがあげられます。
主に何かに秀でている場合にこちらのいじめにあうことが多いです。
例えば、先生に気に入られてることや、勉強ができること、突然始まるのが特徴でもあります。
肉体的いじめ
文字通り、暴力を使ったいじめです。
殴ったり、蹴ったり目に見えるものがこちらに当てはまります。
精神的なダメージも一緒に伴うことがほとんどです。
精神的ないじめと異なり、明らかに力の差があるときに、肉体的いじめに発展する傾向があります。
また、突然起こることが比較的少なく、精神的ないじめから肉体的ないじめに変わることが多いです。
上記によって方法は異なりますが、一口に言ってしまうと、『どうすれば精神的ダメージを軽減できるか』をしっかりすることが大切です。
人によって、上記のいじめの分類の割合も異なれば、頻度も変わります。
そのため、一概にこれくらいあれをすれば大丈夫なんてものはありません。
しかし、一番大切なことは『最終的な場所が存在する』ということを伝えてあげることです。
『最終的な場所が存在する』とは
少し抽象的な書き方をしましたが、心の拠り所があるかどうかということです。
いざという時に相談するところがあるかどうか、それが早期解決や自殺防止などに一役を買います。
例えてみるとわかりやすいですが、自分の就職先や進路について悩んでいるときに、まずは誰に相談するでしょうか?
もちろん人それぞれではありますが、多くの人が、友達や家族など親しい人になります。
いきなり就職エージェントや進路指導の先生に相談する人は実はあまり多くないです。
専門家よりも身近な人に相談することがほとんどです。
そうなったときに自分の子どもや、親戚の子、近所の子どもたちと日頃からコミュニケーションを取ることで、その子の最終的な拠り所になる可能性が高いです。
その拠り所は多ければ多いほど良く、数が多いと『僕が頼れる場所や人はたくさんいる』と安心することができます。
実はいじめる側も同じで、いじめているということをなんとなく理解や認識していながらもいじめをしているという人がほとんどです。
そういう子にも最終的な拠り所があると早期発見をすることができます。
まずは拠り所をしっかりと作ってあげることが大切です。
それができてから、学校に再登校するという流れを取らないと、学校に登校することは難しいです。
絶対にやってはいけないこと

それでは逆に絶対にやってはいけないことはなんなのでしょうか?
『責めたり、その事件について明らかにしようとすること』です。
明らかにしたり、しっかりと叱ったりするためにも必要でしょ?
という声が聞こえてきそうですが、そこは気をつけてください。
いじめには二次被害が存在します。
いじめていた子がいじめていたという事実が発覚して、その後いじめられる側になる。
そんな話を聞いたことはないでしょうか?
二次被害ほど最悪なものはありません。
そもそもよっぽどの子でもない限り、『いじめが悪いこと』ということ自体は知っています。
しかし、それを必要以上に責めてしまうと、さらにいじめをしてしまったり、非行などに走ってしまう可能性があります。
よく子どものころ、両親に『勉強しなさい!』と言われると逆にやる気をなくすことってありますよね?
それと同じで『いじめは悪いことだからやめなさい!』と必要以上に言われることで、
『そんなの知ってるよ。うるせぇな。』となってしまうこともあります。
いじめられた側もそうですが、いじめていた側もほどほどにし、あとはその子に任せるということが大切です。
また、不登校から学校に再登校することを急いではいけません。
殺されるかもしれないという意識の中で、無理やり学校に行かせることはさらにその子の心閉ざしてしまう可能性が高いです。
ゆっくりとしっかりと心の拠り所を形成してから、独り立ちをさせていきましょう。
不登校から学校へ投稿するときも、必要以上にその子に気配りをしすぎるのではなく、いつも通り何気ない日常の一つである接し方をしましょう。
特別視は決してしないようにしましょう。
周りがサポートできること

いじめは未然に防ぐことが一番大切ですが、日頃からしっかりとコミュニケーションを取れなくて、関係性が築けていない場合も多いと思います。
事件が発覚した後でも良いので、積極的にコミュニケーションを取ることが大事です。
そのときに気をつけなければならないことは、『認めてあげること』です。
その子の好きなことや性格、特技や苦手なことなどを認めてあげて、『自分がここにいてもいい、この人は頼ってもいい人なんだ』という認識をさせてあげることが大切です。
そのためにもこの子はどういう子なのかを見極めてあげることが大事です。
当たり前ですが、個性は人それぞれです。
それとともに得意不得意も人それぞれです。
その点をしっかりと理解し、寄り添ってあげることが大切です。
『自分を理解してくれる人がいる』と安心させてあげることが大事です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
一口にいじめから不登校になったからと言っても、すぐに復帰を急ぐことはよくありません。
まずはその子についてしっかりと理解をし、何が得意で、どんな子なのかを知り、居場所を感じてもらうこと。それを最優先に動きましょう。
信頼関係が一番大切です。
信頼関係は簡単には築けないので、辛抱強く、日頃からきちんとコミュニケーションを取りましょう。