【実録】これがいじめられている人の心境

ライフハック

こんにちは。トニー(@tsumasyoku)です。

以前すこしお話をしたのですが、つま職は小学生と中学生のとき、いじめを受けていました。

<詳しくはこちらトニーはどういう人生を歩んできたのか

そこで実際にどのようにしていじめられるという過程に至ったのか、

そのような生活だったのか、どうやって抜け出せたのかをまとめます。

また、いじめられた経験をもとにどうすれば、いじめがなくなるのかを提案します。

いじめられる背景

いじめられる背景は様々ありますが、いじめる側からするとその理由は恐ろしく単純です。

『なんか気に入らないから』これだけです。

この気に入らない背景には、例えば人と異なる容姿をしていたり、運動が著しくできなかったり、また逆に運動や勉強ができたため、いじめにあったりします。

普通と違う、それだけの理由でいじめられることがほとんどです。

つま職の場合は、小学校のときと中学校のときで背景が異なります。

小学生のころは『勉強ができ、先生に注目されていたから』

中学生のころは『運動神経が悪かったから』

少し簡単に書きましたが、大まかな理由は上記です。

もちろん、小学生のころの理由と中学生のころの理由は明確に分けることはできず、被っていることもありました。

ただ少なからず上記が理由になっていることは間違いないです。

実際のいじめ生活

では実際にいじめられる生活とはどのようなものなのでしょうか?

なんとなくイメージできる方もいると思いますが、できるだけ詳細にお伝えできればと思います。

それはある日突然やってきます。

それまではなんの変哲もなく日々を送っていたのですが、なんの前触れもなく、急に学校に朝元気に登校するとクツがありません。

上履きがなくなっているのです。

誰かがいたずらで隠したんだなくらいに思っていましたが、そこから全ては始まりました。

翌日、登校するとクツの中には画鋲が。

そして、体育の時間の服を隠されたり、登校用のカバンがなくなってたり。

いわゆるいじめと呼ばれるようなものを一通り体験しました。

体験した方はお分かりかもしれませんが、もはや命の危険すら感じます。

学校に行く行かないの選択肢を与えられているとかではなく、『学校に行ったら、そのうち殺されるんじゃないか』までに感じるようになります。

いじめられる側はそのような感情を抱きます。

学校に行くという選択肢すらなくなっていきます。

幸いにも不登校にはならずに毎日学校に通っていました。

授業中はいいのですが、休み時間になるといじめが再開します。

いつ来るかもわかりません。

ですので、できるだけ仲の良い友達とずっと近くにいて、自分の身の回りの物を守る日々でした。

通常であれば、休み時間は楽しいはずのものですが、僕は逆に授業の時間が一番落ち着くことができました。

いじめられることがないからです。

登校時、休み時間を耐え、放課後すぐ部活に行けば、被害を最小限で食い止められます。

いじめから脱却した方法

そんな日々がどれくらい続いたでしょうか。

本来落ち着いて勉強や部活に励むはずの学校で、全く真逆のまるでサバイバルのような生活をしていたので、神経がそのまま保たれるはずがありません。

ふとした瞬間に『無理だ』と感じるタイミングがありました。

それは『この出来事があったから』ではなく、日々のいじめの積み重ねです。

ひとつひとつは小さいものかもしれないけど、積み重ねるととてつもなく大きな被害をもたらします。

そのタイミングで僕も自殺をしよう、死のう、と思い始めました。

人は本気で死のうと思うとあらゆる方法を模索します。

僕は餓死もしくは転落死を選択しようとしていました。

ある日、本当に死ぬと決意したとき、実家の屋根からの転落死をしようと決心しました。

この日に死のうと決めた当日、本当にいいのだろうかと考えるようになりました。

『ここで死ぬとこいつら(いじめている人たち)のために死ぬことになる』
『これまでの14年間はやつらのためにあったのか』
と感じるようになりました。

その自問自答をした結果、
『やつらのために死ぬくらいだったら、もっと命を差し出しても良いと感じる人や物のために死のう』と。

そして、自殺を辞めました。

文章にしてしまうとすごく単純明快に見えるかもしれませんが、この答えを出すには相当な度胸と時間が必要です。

自殺することを辞めた後、このまま学校行っても何も変わらないと感じた僕は、『どうせだったら、あいつらと仲良くなってやろう』と思い、次の日からいじめている人たちにこちらから話をかけるようになりました。

その後、いじめは途端になくなりました。

いじめをなくすためには

いじめられた人間が言うものなんですが、『いじめはなくならない』と考えています。

どんなに優秀と言われる人でも人の心の中には妬みや憎しみが存在します。

『あいつを遊びに誘ったのに、断られた』や『消しゴムを拾ったときに、ありがとうを言われなかった』など
本当にいじめは些細なことがきっかけで始まります。

ですので、いじめ自体をなくすことは難しいと考えます。

一方でいじめられる側の認識によって、『いじめをいじめとしない』ということが可能です。

それには必ずと言っていいほど信頼できる大人の力が必要です。

そのような関係性をしっかりと自分の子どもと作り上げることが大切です。

どんな些細なことでも良いので、いつもとなんか違うなと感じたら、本人に聞いてみてください。

はじめは物言いづらそうにしていると思いますが、信頼関係を作るには絶好の機会です。

また、少し話がずれますが、不登校の子に学校に行きなさいと無理やり連れていこうとすることはありえません。

前述通り、そもそも学校に行ったら殺されるんじゃないかと感じているかもしれない子が、学校に行ったところで、何も変わりません。

まず、なぜ学校にいこうとしないのかしっかりと向き合うことが大切です。

その上でいじめであるならば、まずはしっかりと対話をし、事実を受け止めることが大切です。全てはそこから始まります。

賛否両論あるとは思いますが、いじめ自体はいじめている犯人を見つけて、吊るし上げても解決にはなりません。

それよりもいじめというものを悪ではなく、日常起こりうるものであるという認識をすることが大切です。

よく『うちの学校にはいじめがない!』などと校長先生などがおっしゃっている場面などがありますが、そんな学校はまずありえません。

いじめがどこにでも潜んでいることを認知して、再発防止よりも相談しやすい環境を整えることが大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

いじめとは悪ではありますが、だれでもする側になる可能性がある、ということをしっかりと理解して、その上、どうしたらいじめが起きないのかを考えるのではキリがないため、

どうしたら気軽に相談できるような関係性を作ることができるのかを考え、行動することを親御さんや学校にはお願いをしたいと思います。

この記事を読んで少しでもいじめで命の断ってしまう人が減ることを願っています。

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